冬の時期は特に空気が乾燥しているため火事が多くなります。火の取り扱いには十分に注意をしてください。
総務省消防庁のチラシをご参照ください。
一番多い出火原因(出火原因ワースト5)に注意してもらいたいため、このチラシを作成したのがよくわかります。
順位 | 出火原因 | 件数 |
1位 | たばこ | 3,402 |
2位 | たき火 | 2,764 |
3位 | コンロ | 2,678 |
4位 | 放火 | 2,333 |
5位 | 電気機器 | 1,816 |
消防庁では「住宅火災からいのちを守る10のポイント」として、チラシにある4つの習慣と6つの対策を挙げています。
<4つの習慣>
・寝たばこは絶対にしない、させない
・ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
・こんろを使うときは火のそばを離れない
・コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
住宅火災の主な原因が、たばこ、電気機器、ストーブ、こんろからの失火によるものです。暖房や燃焼器具は、長く使用して部品が劣化したり、誤った方法で使ったりすると発火する危険性があります。小さい火でも、部屋干しの衣類やカーテンなどの燃えやすいものが近くにあれば、たちまち燃え広がってしまいます。
コンロは油を加熱し過ぎて自然発火することもあるため、火のそばを離れず、できるだけ温度センサーや油加熱防止機能などがある製品を使いましょう。コンセント周りはほこりを取り除き、タコ足配線を避け、不必要なプラグを抜きます。
また、寝室や寝具にたばこやライターを持ち込まないことも大切です。住宅火災を防ぐためには、普段から火の不始末に十分注意する必要があります。
<6つの対策>
続いて、住宅火災を防止するための6つの対策を紹介します。
・火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する
・火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
・火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する
・火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく
・お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく
・防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う
万一火災が発生した場合、被害を最小限に抑えて延焼などを防ぐためにも、日頃から対策をしておくことが大切です。火災の発生を感知し警報を鳴らす住宅用火災警報器は、逃げ遅れを防ぐ効果があります。耳が不自由な人や高齢者には、大音量や光で知らせるものがおすすめです。
火災の広がりを防止するには、燃えにくい素材で作られた防炎品の使用や、消火器の設置などの対策も重要です。